「学ぶ時間・考える時間」
経営における実行の手順は、
1.社長の願望・熱意・向上心、
2.目的・目標を定める、
3.目標を効果的に達成する戦略(やり方)を考える、
4.実行(戦術)する、
の順番。
中でも社長の願望・熱意・向上心は、
全体のウエイトで半分以上占める。
それだけ中小企業の経営に占める社長のメンタル面が重要とのこと。
(リーマンショック後、社長の願望・熱意・向上心が減退しているという話しもある)
戦略社長塾・銀座校に2名の社長がはじめて参加された。
どうして参加されたか、動機を聞いてみた。
「7年前に社長になった。それまで職人だったのが経営者に。
経営者になろうとやってきた。
経営について学ぶ時間を作りたいと思っていた。
会社を離れ、外部と遮断されており、幸せな時間だった」。
「業績が悪くなり、ランチェスター経営の話を聞いて、
(やり方が)間違っていたことがわかった。
経営を学べば、良くなると思った。
経営のことを考える時間がつくれたことが自信につながる」。
戦略社長塾・小岩校の土曜・集中塾に参加された社長にも聞いてみた。
「2年前に社長になってから相談相手もおらず、
ひとりで悩んでいた。
外部環境が厳しくなり、思い切って参加してみた。
戦略の話を聞いて、筋道が立ち、スッキリした。
うれしい時間だった」。
戦略社長塾に参加される社長は、
このままではいけないという危機感を持っている。
それが願望・熱意・向上心に繋がっている。
社長業のレベルを上げるには、
学び、考える時間が必要。
孔子の論語に
「学びて思わざれば、すなわちくらく、
思うて学ばざればすなわりあやうし」
(学ぶだけで深く考えなければ、本当の意味がわからない。
考えるのみで学ばなければ、独断に陥って危ない」
と書いてある。
たしかに。
願望・熱意・向上心の顕れは、時間をつくること。
学ぶ時間をつくり、思考する時間をつくる。
そして行動を起こす。
まずは時間をひねり出そう。