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●優秀な人は来ない ●教育効果 ●顧客から出発

「優秀な人は来ない」

起業して従業員数を50名まで増やしたS社長の話。

S社長の名刺には「代表取締役」と
「社員育成トレーナー」という肩書があります。

S社長は、従業員教育に
年間500万円(@10万円×50人)かけるぐらい教育に熱心です。
従業員の成長が会社の成長と考えています。

しかし一方で冷静に客観的に見ています。

「我々のような中小企業には優秀な人は来ない!」。

では、
優秀な人とはどういう人のことをいうのでしょうか。

「だまっていても、自ら勉強する人。
自分で課題を見つけ、それに向って進む人。
つまり、向上心のある人のこと」。

「多くの中小企業の従業員は、時代がどう変化するか関心がない。
世間から遠ざかっている」。

では、どうすればいいか?

「強制的に勉強させる」。

「会社は何もしないと潰れる。
潰さないためには利益が必要。
利益はお客からの評価。

お客のためになることをする。
お客のためにならないことをすれば、評価されない。

だから利益は『正義』。
赤字は『悪』」。

この1年間は、
全社員にブログ・SNS研修会、
商売繁盛塾などを開催。

毎年、人材の質が劣化してきている。
常に同じ事を言い続けている。
1,000回以上はいう。

この中からスジのいい人を見出していきます。

教育効果=素質×教材の質×回数2

教育しようとしているテーマを
最低限理解するには30回の教育が必要と言われています。

仕事に応用して成果を出すには、
量稽古を積まないと結果はでません。

習慣化するには適度な強制を加えることになります。

S社長が言うとおり、
中小企業には優秀な人材は来ません。

さらに中小企業では
社員教育の制度を作っている会社が少なく、
これが大きな弱点になっています。

S社は、社員教育を継続、
これらの蓄積が社風や企業文化になって、
企業の強さになっていきます。
(社風は1日してならず)

 

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