町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

●他山の石とする ●AKB48 ●定義は必ず陳腐化する

昨年に引き続き、東京商工会議所江戸川支部主催、
個人タクシーの団体向け「経営戦略」セミナーを開催。
 
東京におかれているタクシー業界は、
実は良い環境下にある。
 
東京には人口流入しており、
特に都心の港区、千代田区、中央区は
2040年まで人口が増加すると予想されている。
 
また、都内訪日客は年間1200万人、
訪都国内旅行者数は5億1600万人に達し(2015年度)、
現在は更に増加している。
 
東京には人で溢れている。
 
タクシーを利用して、
必ず聞くのは、
「今の景気はどう?」。
 
タクシードライバーは異口同音に
「良くないね」
と答える。
 
「それではいつ景気が良かったの?」
と聞くと、
「バブル時」
とベテランドライバーは答える。
(いつの時代だよ)
 
初乗り730円から410円に変わった。
ドライバーの反応は2つに分かれる。
 
1つは、
乗る人が多くなり、売上が増えたと喜ぶドライバー。
初乗りで降りる人は多くないという。
 
今回の価格改定は、
遠くへ乗ると改訂前より高くなる。
実質値上げ。
 
一方、
乗る人は以前と変わらず、売上は減ったと嘆くドライバー。
 
法人タクシーと個人タクシーの大きな違いは、
法人タクシーは昼間から深夜まで活動しており、
個人タクシーは主に夜・深夜に活動しており、
昼間の活動は少ない。
 
夜のほうが遠くまで乗る確率の高い客が多いから。
 
しかし、
夜にタクシーを乗る人が少なくなった。
夜遅くまで飲む人が少なくなったのと
官公庁の残業も少なくなった。
 
取り巻く環境は構造的に変わってきた。
 
それを一言
「景気が良くない」
と片付ける。
(思考停止状態)
 
個人タクシーでも夜型から昼型に変わった人もいる。
環境の変化に対応した人。
 
多くの個人タクシーは変わらない。
変わろうとしない。
 
法人タクシーは、
黒船(ライドシェア)、配車アプリなど
環境の変化に対応しようと必死である。
サービス向上にも余念がない。
 
ますます法人と個人の差が開く一方。
なかには個人タクシーを避けて法人タクシーに乗る人も多くなってきた。
 
シャッター通りの商店街を連想してしまう。
 
適者生存。
他山の石とする。
(自分にとって参考になり役立つ、
自分とは関係のないところで起こった事柄のたとえ)

 

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