「マネーは強欲」
9月20日付日経新聞、
「米景気軟着陸へ大幅利下げ」という記事。
FRB(米連邦準備理事会)の金融政策が
利下げ局面に転換。
政策金利5.5%を0.5%引き下げ、
5.0%にする。
景気後退を招かず
金融引き締めを緩めるソフトランディング(軟着陸)に着手。
米国政策金利の推移は、2000年6.5%。
01年ITバブル崩壊後1.0%まで下げる。
その後段階的に金利を上げ、06年は5.5%。
08年リーマンショック後、0.25%まで下げる。
16年0.5%に、その後段階的に上げ、19年2.5%。
20年コロナ禍、0.25%まで下げる。
22年ロシアのウクライナ侵攻後、
5.5%まで上げる。
一方、日本の金利は、
バブル崩壊後1990年6%から
段階的に下がり、95年0.5%に。
01年2月0.35%、9月0.1%まで下がり、
06年0.4%、07年0.75%まで上げる。
08年リーマンショック後、0.3%に下げ、
24年7月まで続く(異次元の低金利)。
24年8月0.5%に上げる。
円ドル為替レートは、
90年代後半から07年までは
1ドル100円~120円前後で推移。
08年リーマンショック後、
徐々に円高になり10年~12年80円台。
その後、15年~21年100円台~110円台。
22年130円台、23年140円台、
24年一時160円まで円が下がる。
24年8月以降140円台へ。
ロシア侵攻から円安。
日経平均株価は、07年1万8,000円、
リーマンショック後08年~11年8,000円台。
その後、15年2万円台、18年2万4,000円台。
コロナ禍20年3月1万6,000円台まで下落。
24年3月4万円まで上昇。
現在9月3万7,000円前後で推移。
日本の金利は異常に低い。
金利を上げていくことが正常化になっていく
(株式配当利回りでも2~5%はある)。
円ドル為替レートは
今まで、80円~120円で推移していたが、
ロシアのウクライナ侵攻から
資源高、物価高騰、円安が加速。
世界から見ると、
円ドルが80~100円の時代から140~160円になった。
日本のモノが半値近くに見える。
マネーは強欲と言われる。
儲かる所にマネーは動く。
内から日本を見る眼と、
外から日本を見る眼は大きく違う。
さあ、この流れ、自社にどう生かす?