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「ボールは振らない」

ある小さな会社の社長の話。

「当社では地域を決めて、
営業活動をしています。
車で30分以上のお客様はお断りしています。

地域を決めて営業活動をすることを決めて
習慣化するには期間がかかりました。

以前は売上至上主義で
『売り上げを上げるなら遠くてもよし』という考えで、

仕事の内容も考えず、
受注していました。

心理的には『仕事がなくなって大丈夫か?』
『支払いは?』とか不安要素や防衛本能が働いていました。

新規問い合わせの時に『おいしい話』と思うと、
断れなかったからです(受注が少ないときは特に)。

あと『現状維持』にいたいという
潜在意識が(地域戦略を実行する)ブレーキをかけて、
(経営を)変えることを拒んでいると思われました。

しかし『おいしい話』のはずが、
打ち合わせのための移動距離や毎日の(遠い)現場通いで、
思ったより『(遠距離の仕事は)おいしくない』
ということが重なりました。

この経験を積んでやっと
(遠距離の仕事を)断れるようになりました。

ランチェスター経営を学んで
『地域戦略の原則』はわかったと思っても、
なかなか身につかないものです。

ランチェスター経営でみると、
移動距離があると
『経費が出る』
『現場の行き帰りの移動の負担』
『定時に帰れない』とまず頭に浮かびます。

今では地元の地域に顧客を密集して作っていくと、
経営は良くなり安定すると実感できるようになりました。

そこまで『価値観』を変えるのには
時間がかかりました」。

経営を学んでいくと、
「経営は至って、『シンプル』である」と気づいてくる。

意識していないと、
徐々に経営が複雑になっていく。

今の時代は情報が氾濫している。
ビジネス書が氾濫している。

読書好きの社長が陥りやすく、
頭の中が多くの情報で氾濫、
整理されずに、経営を判断する。

間違ったことを全員で行動する。

自分のストライクゾーンを把握し、
「ボール」は振らない、見送る。

何がボールか把握する。
ボールを振るとフォームが崩れる。
経営でいうと、無駄が多くなり、強みが消えていく。

ボールを振らない経営をしよう。

 

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