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「フロントランナー」

6月28日付朝日新聞、
「フロントランナー」は北海道の
ソメスサドル社の染谷会長。
同社は日本の馬具メーカー。

1964年、北海道歌志内市にソメスサドルの前身
「オリエントレザー株式会社」が創業。

製造した馬具をアメリカへ輸出することが目的で創業。
1970年代、石油危機と円高で経営危機。
販路を国内へと転換。

競馬場に足しげく通い、
馬具の修理を通じて関係を構築。

鞍(サドル)を
試してもらうようになるまで3年かかった。

転機が訪れる。
武豊騎手との出会い。

30年を超える交流で改良を重ね、
「命を預ける道具。安心感が違う」
と全幅の信頼を得る。

トップ騎手に駆け上がり、
海外で競う外国人にも薦めてくれる。

パリ「凱旋門賞」の出走16頭のうち
4頭がソメス製をつけている。

鞍(サドル)の
国内シェアは80%になった。

1978年、西ドイツの見本市に出展。
本場・欧州を視察。

エルメスの本店を訪問し、
ずらりと並ぶ「本物」を間近で見て、
これを目指そうと思った。

エルメスは乗馬用馬具の製造から始めて、
一般革製品のラグジュアリーブランドを確立した会社。

内外の一流プロが認める
世界最先端の技術(馬具)を、
一般革製品にも生かす。

海外販売も馬具で
実績を積み上げてからでないと
バッグ類は広がらない。

馬具には技術が濃縮されている。
鞍の立体的な部分は手縫いでないと仕上がらない。

デジタル化を図りつつ、
手仕事、手作業がメインであり、
命であるという価値観を持ち続ける。

欧州大手のように
直営店で社員の手で
販売する事業モデルを確立したい。

帝国データバンクによると、
22年3月期売上高1,174、純利益25。
23年3月期売上高1,315、純利益6。
24年3月期売上高1,336、純利益13(単位:百万円)。

コロナ明けで業績は回復基調。

馬具の技術を横展開。
馬具の売り方とバッグの売り方は違う。

会長曰く、
「私はクリエーターでもなければ、職人でもない。
唯一誇れるのはあらゆる分野を開拓してきたこと。
営業と企画にかかわってきた。これが財産」。

やはり、商品3分に売り7分。

 

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