町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

●ピンチはチャンス ●アジアの通販事情 ●やりがいの問題

「ピンチはチャンス」
 
パチンコホール事業の中堅企業A社に
幹部社員研修(ランチェスター経営戦略セミナー全6回)を行った。
 
パチンコ市場規模の推移は、
1995年30兆9050億円(2900万人)、
2000年28兆8680億円(2020万人)、
2005年34兆8620年(1710万人)、
2010年25兆9830億円(1670万人)、
2016年21兆6260億円(940万人)。
 
2005年から2016年の11年で約4割減(13兆2360億円減)。
もはやパチンコ産業は衰退期に入った。
 
更に追い討ちをかけるのがお上の規制。
カジノ解禁の議論が盛り上がるなか、
警察がパチンコ業界はちゃんとやっているというアピールをするため、
射幸心の鎮静化する規制強化をしているといわれている。
 
現にパチンコ店の広告チラシには一々検閲があり、
承諾を得たものだけ、新聞広告として日の目が見れる。
ちょっとでも広告の表現次第では営業停止に追い込まれる店もある。
 
あたかも戦時下の経済統制を受けているようである。
これでは企業として店としてなかなか差別化を打ち出せない。
(日本でもこんな事がある)
 
市場は縮み、
規制は強化され、
差別化がしずらくなるとどうなるか。
 
小さな企業(店舗数が少ない)は徐々に淘汰され、
大きな企業に集約されていく。
 
表現の自由度は制限されるが、
だからといって、全く差別化できないかというとそうでもない。
 
多くの顧客は会員カードを使っている。
顧客情報は豊富にある。
しかしこれらの情報を活用しているかというとそうでもない。
 
顧客の所在を地図に落とし込むこともない。
顧客のABC分析をしてそこから顧客対応に活かしていない。
 
「商品」
「地域」
「客層」の経営3大目標を明確にしていけば、
打つ手はある。
 
各店長がランチェスター経営戦略をマスターしていけば、
生き残るチャンスはまだまだある。
(従来、機械に目がいき、顧客視点が欠落)
 
半年が経ち、
「弱者の戦略」「顧客視点」が社内で共通言語になってきた。
 
1店舗経営の小さな会社からM&Aの話も来る。
営業範囲内の地域であれば積極的に買収する。
 
ほとんど戦略なき経営をした店舗。
A社がやれば業績は飛躍的に伸びる。
 
ピンチは事業拡大のチャンスである。

 

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