「ゲームチェンジャー」
ゲームチェンジャーとは、
もともとはスポーツ試合の途中で交代で参加し、
流れを一気に変えてしまうような選手のこと。
そこから転じて、
これまで当たり前だった状況を
大きく一変させるような人や企業、出来事などを指す。
11月16日付日経新聞、
「村田の統一戦、アマゾン決め手」。
村田諒太とゴロフキンによる
ミドル級王座統一戦が12月29日に行われる。
国内最大規模のボクシング興行となる一戦は、
テレビ地上波の生中継はない。
独占配信権を獲得したのは
アマゾンの動画配信サービス「プライム・ビデオ」。
11月19日付日経新聞、
「井上尚弥の防衛戦、地上波中継なし」。
バンタム級統一王者の井上尚弥が12月14日に
東京・両国国技館で行う防衛戦がテレビ地上波で生中継されず、
有料ライブ配信されることが発表された。
7月19日付朝日新聞、
「Made In China 日本市場へ進出」。
財務省の貿易統計では21年以降、
中国からのEV(電気自動車)輸入が急増。
20年は通年792台だったが、
21年1月~5月の累計で2,108台。
商用車で中国ブランドの浸透が始まっている。
中国EV大手のBYDは5月末時点で53台のEVバスを納入
(京都市の路線バスに7台、
那覇市の大型クルーズ船利用客の送迎用に17台など17事業者と自治体)。
11月6日付日経新聞、
「EVで狙う下剋上」。
中国自動車メーカーがノルウェーに熱い視線を注いでいる。
同国は欧州でEVの普及が特に進む国の一つ、
充電インフラが整い、消費者もEVを支持。
BYDは6月EV出荷を始めた。
日系大手や欧米勢は中国市場の開拓をしてきたが、
今後は自国や多くのシェアを押さえてきた市場に攻め込まれかねない。
日本電産の永守会長のコメント、
「日本が家電で中国や韓国に負けたのは
技術ではなく、価格競争。
今の車は使っていない装置が沢山載っているが、
性能がいいものを安く買える業界に変えていかないといけない」。
我々、小さな会社は今まで見ていた景色から
徐々に変わりつつあることを感じる。
それが自社を取り巻く環境にどう関わっていくか、
注視する必要がある。