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●え!赤字?ザルだね。ザル! ●冬至占 ●原因と結果の法則通りになる

「え!赤字?ザルだね。ザル!」

今年最後のレポート。印象に残った話。

機械卸のA氏。
卸は価格競争が激しくジリ貧だったところ、
中古機械販売を始めた。

すると、
大手はほとんど参入しえおらず、
小さい会社ばかり。

中古機械販売に注力すると
業界で知られるようになった。

卸と違って競争相手がいない。
価格は自分で値付けできる。

それでなぜか、黒字になっていない。

「え!競争もなく、
価格を決めることができてなぜ赤字?

黒字にしたことがないの。
ザルだね。ザル!」。

笊(ざる)。
(抜け落ちるところが多くて効果があがらないもののたとえ)。

A氏はこの言葉に奮起した。
こんなこと言われたことがなかった。
しかし、
女性スタッフに同じことを言われた。
「社長は価格設定が安すぎる。
仕入れ以外にもコスト(人件費・倉庫・配送)がかかっている」。

A氏は必要経費を吸収できる値付けを研究。
ようやく単月黒字を続けることができるようになった。

ITエンジニアのB氏。
現在ITエンジニアは引く手あまた。
B氏は知識、技術はある。

稼ぎの多くは、
大手企業の下請け仕事。

下請け仕事がいやで
何とかエンドユーザー直販のビジネスを研究した。

「商品・有料のサービス」はある。
購入する見込客(業界・客層)も絞れてきた。
顧客の見つけ方もある。

しかし最初の一歩が踏み出せないでいる。
結局、大手の下請け仕事を探している。

「覚悟ができていない。ぐらついている」。

下請け仕事がいやだと言っても、楽な仕事。
だからやすきに流れる。

今はいいけれど、将来はどうか。

妻にも言われた。
「カッコいいこと言っても、結局戻る」。

将来の先行投資はいかに。

小さい会社は常に苦戦を強いられる。
戦う条件が大手企業や強い企業より不利なのだからやむを得ない。

それを跳ね返すには、
社長本人が情熱・熱意、本気がなければ、
行動を起こすことができない。

競争相手に負けないためには、
経営戦略を学ぶ研究心が必要になってくる。

「教えてくれる先生はちょっと厳しいくらいがちょうどいい」。
ある本に書かれていた。

小さな会社の社長を応援すべく、
厳しい言葉を本気で言っていく。

 

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