町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

●頭の中の汗をかく ●何かあったらどうすんだ症候群 ●栄枯盛衰の道理

「頭の中の汗をかく」

経済産業省・中小企業庁の
「事業再構築補助金」が
中小企業を支援している。

コロナ時代の変化に対応するため、
新分野展開、事業・業種転換等の
事業再構築に意欲を有する
中小企業をの挑戦を支援するもの。

これを活用して
中小企業が挑戦することは望ましい。

しかしある当事者の話を聞くと、
疑問を感じすることがある。

「その事業のお客さんは誰?」
「商品・サービスの特徴は?」
「重点営業エリアはどこなの?」
「どうやってお客さんを集客するの?」
「競争相手は誰?」
「繰り返し買ってもらう仕組みは?」

これらの問いに答えられていない。
曖昧である。

案の定、
経営に苦労している。

補助金が資金全体の2/3を占めていることで
事業を始めるのは容易いが、
続けられるかどうかは分からない。

経営戦略について事前に研究する必要がある。

ある会社の話。

10年ほど前、
既存の事業はそこそこ利益を確保しているが
将来性に不安を感じ、
新たな事業を展開することを考えていた。

既存事業が建設業関連だったこともあり、
トラックの中古販売を手掛けることを考えた。

トラック中古販売市場は既に形成されており、
大手がひしめき合っている。

従来の営業は対面営業だったが
今回はWEBのみ。

さあ、どうする。

社長は考えた。
自分は弱者。
強者と同じことはできない。

大手が扱っていない商品
もしくは力を入れていない商品は何か。

商品を細分化して強いもの作り、
一番作りになる物は何かを探した。

どの地域で一番を目指すか。

大きく「商品」と「地域」で
独自性を出すことを考えた。

そこで見出したのは
「高所作業車」。

これを徹底して仕入れて販売した。
徐々に頭角を現してきた。

中古は仕入れが命。
年式、走行距離、状態を関して仕入れる。

自社で車を整備し、
板金塗装も行う。

ここに一手間加えることで
付加価値が上がり、
信頼度も高まった。

売上は
19年358、
20年483、
21年552(単位:百万円)で連続増収、

一人当たりの粗利益は14百万円
(黒字の中小企業平均8百万円)と
高収益企業になってきた。(自己資本比率50%も見えてきた)

社長は体の汗をかくのはもちろんだが、
頭の中の汗をかかなければ、
会社の好業績を維持することはできない。

 

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