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●十数年ぶり不良債権 ●すごい時代がくる ●卸売事業によるマーケティング意思決定その3

「十数年ぶりの不良債権」

帝国データバンクによると、
2015年11月の東京都企業倒産件数は138件となり、
前年同月比で8.7%上回り、2ヶ月連続での前年同月比増加となった
と発表されています。

町コン経営塾小岩校でもある会社(S社)の倒産が話題になりました。

「S社は、1971年(昭和46年)5月に設立した鉄鋼卸売業者。
首都圏の鋼材商社向けを主体に、
部品メーカーや建設業者などのユーザー向けの直接販売も行ない、
2010年3月期には年商21億7800万円をあげていた。

しかし、不良債権の散発により財務内容は脆弱で財務超過が続き、
2015年3月期の年商は18億3900万円に落ち込んでいた。
業況は改善せず金融支援も限界に達していた。
11月27日東京地裁へ自己破産を申請した」(帝国データバンクより)

営業戦略DVDテキストに、
「受注型事業や下請の事業で、社長に営業力がないと、
特定企業に100%依存したり、50%以上を依存することになってしまう。
何らかの事情で仕事が停止すると、すぐ倒産することになってしまう」

と書かれており、
1社に対する依存度は15%以下にすることが望ましい。

町コン経営塾小岩校に参加されている受講者で
十数年ぶりに不良債権が発生しました。
S社に対する依存度は1%以下だったこともあり、
影響は軽微でした。

受講者曰く、
「9月の入金が1日遅れた。今までだったら遅れたとこがなかった。
これからは教訓として債権管理を徹底することに」。

「信用調査と引っ掛かり防止」DVDテキストでは、
「事前に販売先の経営情報を集め、内容が悪くなったら早めに取引を中止する、
逃げ勝ち第1主義で運営するのが1番経済的になる。
①販売先の情報収集力57.1%
②判断能力28.6%
③実行力14.3%」と書かれています。

私もリース会社にいたときは、
支払いが遅れたら直ぐに会社を訪問し、
現場を見て状況を把握していました。

ちょっとした出来事が変調の兆しになります。
変だと気づくことと素早く行動することが
不良債権を未然に防ぐことになります。

 

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