「町コン」五十嵐が愛読しているメルマガ「勝どき通信」（H23.12.27）より
発信者は、ストックウェザー「兜町カタリスト」編集長、株式にっぽん客員論説主幹　　　
マーケットカタリスト櫻井　英明(さくらいえいめい）氏。
彼とは前職のコンサルティング会社に一時一緒にいました。

彼のメルマガから証券マンの日経新聞の読み方を学びました。
12月27日分のメルマガにピンときたので載せてみます。

昨日取材したオプトエレクトロニクス（６６６４・ＪＱ）。
同社は自動認識装置の開発・製造・販売が主力。
要はバーコードのスキャナーである。
埼玉の西川口と蕨の間の本社に行って驚いたのは、その威容。
西洋の古城の雰囲気を漂わせたオフィスは近隣からも注目されているという。
↓
http://www.opto.co.jp/investors/

聞けば、耐震・免震構造が施され、東日本大震災でもビクともしなかったという。
ゆったりとした空間はその辺のリゾート施設よりも立派。
百聞は一見にしかずという印象だった。

さらに興味深かったのは、同社の志村会長のコメント。
「アナログでは１０年かけても一人前に育たないことがある。
しかしデジタルの世界は３年で一人前。
要は経験が役立たないのがデジタルの世界。

あっという間に世界標準に追いつきリードすることが出来る。
だから新興国の企業でもデジタルの世界では成功することは可能ということ。
潮流の変化をどうまくとらえることは必要になるという意味では全員にチャンスがある。

デジタルな世界をどう使いこなすか、どう変化に対応するかの世界。
これは面白いし、ベンチャーも大企業も関係ない。
スタートラインは同じということになる。
というよりも大企業の動きの鈍さが目立つ」。
デジタルの世界ではベンチャーこそ有利ということであろう。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
アナログは10年かけても一人前に育たないことがある。
しかしデジタルの世界は3年で一人前。要は経験が役立たないのがデジタルの世界。

なるほど、トライしたもの勝ち。
早く一番になるもの勝ち。
しかし、一番になっても安穏としていられない世界でもある。