町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

H23.12.21毎日新聞「街の本屋さん」より

平成23年12月21日(水)付、毎日新聞の「街の本屋さん」より。

大阪市中央区にある隆祥館書店のカリスマ書店員 二村知子氏の話。

まずか15坪と小さい書店。
二村さんはシンクロナイズドスイミングの選手、日本代表選手として活躍。
1952年創業の店は両親が経営を続けていた。

90年代、雑誌を置くコンビニの隆盛やインターネットの時代に直面。
この店を守りたい
95年春に店員として客に向き合う。

いつも笑顔」をモットーに、
客と会話しながら顔や購入書籍を覚えた。
今では1000人もの店頭顧客の趣味や嗜好を頭に叩き込んでいる

「これは良い」と思った本は自分の感想を伝え、熱心に勧める。
雑誌は在庫を切らさないよう、取次店を通さず出版社に直接注文を頼む「直送」も増えた。

本との出会いの感動を信じ、店内には「読書をしよう!」と書き添えた。
読書の効用を伝える新聞記事を張り出し、
店舗外壁には「読書は心の森林浴」と手書きのポスターを掲げている。

長期出版不況、電子書籍の普及など、小規模店舗は逆境にある。
しかし二村さんは「絶対諦めたらアカン」という言葉を支えに、
新たな企画に取り組んでいる

来店が困難な身障者や高齢者への配達サービスを始めた。
10月には「作家を囲む会」
今月は手話付きで絵本を読み聞かせる「おはなしの会」など初めての催しを次々実現

「どれもお客さんとの会話がきっかけで生まれたアイデアです。本屋はお客さんに喜んでいただくことが一番。お金もうけより大事なことです」

来店者数は1日平均約200人。
熱心に勧める山﨑豊子の長編小説「沈まぬ太陽」(全5巻)は各巻100冊以上販売。
情熱と本の目利きとしての眼力のなせるわざ。

●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
経営戦略的には「差別化」。
顧客との距離を縮め、「接近戦」。顧客管理。(趣味嗜好)
良書の「提案」。自ら強く勧める。
「催し」を開催し、「情報」を発信している。

「いつも笑顔」
「お客さんに喜んでいただく」
この姿勢。

小さい本屋が輝いているのはうれしいことです。

 

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