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なでしこジャパン、佐々木監督から学ぶリーダーシップ

ご存知のとおり、なでしこジャパンはサッカーの女子ワールドカップで世界一になりました。
すばらしい選手たちでした。
そしてその監督をされていたのが佐々木則夫監督です。
「耐えて耐えて一戦ずつ成長した」と6試合を振り返りました。

佐々木則夫監督は時の人となりました。

新聞等から記事を拾ってみると。

★「攻守にアクションするサッカーで世界の頂点に立つ」
今年の1月に佐々木監督は明言した。

アクションとは何か。
1つは、両サイドで球を持った相手への早い寄せ。
ブロックを維持しながらサイドでも厳しく球を奪いに行くようにしていた。

2つ目は、攻撃で突破のタイミングを意識づけた。
相手陣ペナルティーエリアの外に一回り大きな枠を設定し、
ゴール側を「インナー」、手前を「アウター」とした。
持ち前のアウターでキープ力を生かしつつ、インナーを突く機会を逃がさないように徹底した。

現代サッカーは攻守の高速化と組織化が急速に進む。
「アクションするサッカー」はその流れに沿った高度な組織プレー。
しかし、
「個人の力不足を組織で補うと、個人もチームも頭打ちになる」
佐々木監督は、1対1の攻守など個人の強化でも妥協しなかった

★佐々木監督はムードメーカーでもある
おやじギャグで緊張をほぐし、場を和ませる。

決勝のPK戦で4番手として勝利を決めたDF熊谷は
「こんな舞台で蹴れるんだから楽しまなきゃ損」
と言われて緊張がほぐれたという。

MF宮間は
「監督は試合が近づくとどんどんリラックスしていく。心強かった」と話す。

ビデオの映像を使って感情を高ぶらせ、選手全員の一体感を生み出した
(東日本大震災の被災地の映像、日本女子代表30年の歴史など)

(平成23年7月20日付、朝日新聞朝刊スポーツ欄から引用)

●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
チームにおけるリーダーシップとは、
チームの目標達成や課題解決を促進し、
チームに起りうる崩壊への傾向を抑制して、チームの維持を強化するもの。

チーム側から考えると、
チームが困難に遭遇してその脱出にあえいでいればいるほど、
その困難を克服してくれる父親のように強力で頼りがいのあるリーダーを望む。
また、
チームが内部葛藤・対立に疲労困憊して、崩壊への危機をはらんでいる時には
母親のように許容的であり寛容で、理解と支持を示し、
すべてを受け入れてくれるリーダーシップを求める。

リーダーシップには、
目標を掲げ、それを達成するために人を強力的に引っ張る力が必要。
そうでなければ、目標は達成できない。

ただ、それだけでは部下(ここでは選手)は心的抵抗が生まれやすくなり、
チーム崩壊へと進む可能性がて出てくる。
ここでチームを維持する機能が必要になる。

チームは人間の集合体である。人間関係に異常な緊張が生じたり、
お互いが敵意が生まれるとチームは崩壊をはらむようになる。

危機的状況や気詰まりな雰囲気のなかでリーダーが
冗談やユーモアに富んだ言葉をとばし、
皆が爆笑してチームが一挙になごやかになることがある。
チームの雰囲気が和気あいあいとしていると
チームのメンバーが協力して意欲的に仕事に取り組むようになる。

佐々木監督はこれらを兼備えたリーダーである。
(奥さんが女子対応における良きアドバイザーとのこと)
企業のリーダーも佐々木監督のリーダーシップを応用する事は十分可能である。

 

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