「GO　TO　トラベル」

7月26日付朝日新聞の「仕事力」に
中山ダイスケ氏が語っていた。

コロナ禍で外出自粛が始まり、
安易に移動できない生活が続く。

改めて感じたことは、
移動しながら働くことの意味の大きさ。

その場に行かないとできないこと、
出会えないものを求め、
時間をかけて向かうことが
いかに尊いことなのか気づかされた。

どこにいても
日本中のおいしいものはネットで買えるし、
イベントもリモートで楽しめる。

その便利さをこの数か月で
痛感した僕らは無駄な移動はしなくなる。

だからこそ移動することの価値は高まる。
まだまだ気をつけることは気をつけ、
ある程度の移動制限が必要な状況である。

このような世の中でも、
心のどこかに「動きたい」という
移動欲求は持っていたい。

誰かが「動きたい」と言ってきたら、
変に抑制をかけず、「いいよ、もちろん安全にね」と
言えるリーダーでありたい。

7月23日、24日に
長野県安曇野市に家族5人で行ってきた。
18年ぶりの安曇野。

昔は毎年安曇野に行っていた。
当時、移動は全てサイクリング。
今はレンタカーで移動。

成人になった子供たちは、
「スパルタよね。苦しかった。
今だったら虐待！？車で移動してみると、
よくこんな道をサイクリングしたよね」。

今では子供たちが旅を企画し、車を運転。
我々夫婦は後部座席追いやられた。
ついに我が家では世代交代。

旅行の前日、
旅館のスタッフから連絡があった。
「是非、お泊りに来てください。お待ちしています（1件キャンセルが出た）」。

東京ではコロナの感染者が増え、外出自粛。
それでもわさび農園の駐車場には、
「品川」「練馬」「千葉」「高崎」「福島」
「名古屋」「長岡」「三重」「志賀」
「富山」「沼津」など中部・関東甲信越のナンバーが多々あった。

全員がマスクをし、
各施設ではアルコール消毒をし、
ソーシャルディスタンスを守っている。

2日間だったが、東京では絶対味わえない体験。
山に囲まれ、空気がきれい、水や食べ物が美味しい。
迎える地元の人たちも笑顔で元気に対応してくれた。

当たり前の旅が今では大切な体験をしたように思う。
ちなみに東京在住のためGO TOトラベルの恩恵はない。
もともと考えていませんから。