町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

●500m圏内 ●棲み分け論 ●何を廃棄するか

「500m圏内」

城南地区を基盤としているスーパー「文化堂」の創業者後藤せき子氏の話。

同社(創業60年)は年商200億円、
スーパーでは中小企業の部類(イオン8兆円、セブン&アイ6兆円)。

大手企業との競争は避けることができない。
われわれは規模や資金力では勝てない。
まともに戦っては勝ち目がない。

差別化で勝つしかない。

それにはお店の500メートル圏内で
一番人気のお店にならないと勝ち残れない。

競合店の従業員より細かく丁寧に働く。
心を込めた挨拶をキチンと行う。
どこにも負けない気配りをする。
部門の壁を越えて、小回りをきかせて良く働く。

お客様とちょっとした対話ができること。
これが差別化につながる。

野菜売り場の担当者は、
できるだけ売り場で作業するように指導している。
産地はどこか、料理の仕方は何があるか。

これからの時代は、
知識3割、知恵と感性が7割の経営が勝つ。

お客様の立場に立って、
知恵を出し続けられるか。
そのアイデアをどれだけ早く実現できるかにかかっている。

Aランクの商品を仕入れるという方針を貫いている。

小さなリンゴを安く売るより、
大きくておいしいリンゴを置く。

お客様に安心して売るためには、
良質な商品を仕入れて、
正直に誠実に売る。

目先の客数を増やすための安売り競争に走るのではなく、
商品のレベルをAランクにして、
信頼を勝ち取る。

価格破壊は限界にきている。
価格が崩れたら、
売れば売るだけ損をする。

売上だけ追求することは危険。

利益をどこで出すか、ここに知恵を使う。
おいしくて良い物であれば、
少々高くても売れる時代。

陳列やディスプレイに工夫を凝らし、
付加価値の高いAランクの商品を選んで仕入れ、
利益率を上げる。

1人当たりの当期純利益160万円(16/3期)。
業界では高収益企業。

考え方は「弱者の戦略」。
500m圏内という狭い商圏で密度の濃い商売。
接近戦・狭域戦の実行。

 

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