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●鳥貴族がやってきた ●米景気拡大10年 ●すぐれた道とは

「鳥貴族がやってきた」
 
私の住んでいる町(京成小岩駅周辺)に「鳥貴族」がやってきた(6月13日)。
京成小岩の1日乗降客数は18,000人、一方JR小岩は65,000人(3.6倍)。
市場規模では京成小岩1に対して、JR小岩は10倍以上の差がある
(京成小岩のラーメン店は2店舗、JR小岩は30店舗以上ある)。
 
JR小岩には北口、南口に2店舗鳥貴族がある。
京成小岩は小さい市場なので大手飲食店が参入してこなかった。
ずっと空いていたビルの2階に出店してきた。
 
京成小岩で40年寿司屋をやってきた親父は、
「すぐに撤退するだろう」と。
 
オープンして2週間あまり、連日満席状態。
1回目は入れなく1時間待ちということで違う店に行った。
 
次回からは5時半に行って入ることができた。
帰る時には外で行列ができていた。
 
鳥貴族ははじめてだったが、
意外に焼き鳥が美味い。
席は狭く、固い。
注文はタッチパネル。
1時間半ぐらいでお客は回転していく。
客単価は2千円台でおさまる(全品税抜き298円、国産)。
 
鳥貴族の経営戦略は、
 
1.「鳥貴族」という単一業態(一点集中)。
単一業態のため、徹底した合理化が可能になる(ムリ、ムダ、ムラをなくす)。
大量仕入による仕入原価の低減。
店舗オペレーションが1つだけなので
身につけるスピードが速まり、生産性が高い。
 
一方、多くの外食企業は、
複数の業態の店舗を展開し、多角化を図っている。
これは一つの業態が失敗しても他の業態でカバーする意図がある。
そのため力が分散しやすくなり、力が弱まる。
 
他社がマネをして低価格路線の業態に進出したが
表面的なマネだったので数年で撤退した。
 
2.出店戦略でコストを抑える。
ビルの地下や2階以上の物件に出店。
出店エリアは関西・中部・関東の都市に限定
(全国展開はしない)。
 
1985年5月創業、
2003年9月に道頓堀店のオープンがターニングポイント、
そこから急激に成長をとげる。
 
1985年~2003年の18年間でコツコツノウハウを蓄積してきた。
 
損益余裕率(経常利益÷粗利益)は7%。
これを越えるところは、「串カツ田中」と「ハフ」。
どれも単一業態。
 
滑り出し上々。
いつも行く店は、全く影響はなかった。
客層が違うため、棲み分けができている。
 
鳥貴族京成小岩店、1年持つでしょうか。
見守りたい。

 

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