町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

●飲食業は製造業 ●勉強と学習の違い ●天才の創造性はいらない

「飲食業は製造業」
先週号(第844号)で幼児活動研究会の見学で
「環境整備」のことを採りあげた。
そのレポートを見た飲食業A社の話。
A社は5年前から「環境整備」を始業前15分間行っている。
レベルの高いお店は、
バックヤードにモノが少なく、
やるべきことが明確に決まっている。
あれもこれもとあるモノをまず、
整理して要らないモノは捨てる。
要るモノを明示する。
ここでは、「定位置・定物(品)・定量」(3定)管理。
「定位置」とは、最も生産効率の上がる場所。
「定物(品)」とは、決められた場所以外に置かない。
「定量」とは、欠品を起こさない最小の量。
3定は、
決められた場所に決められた量だけ配置することで、
最も使いやすく、戻しやすく、管理しやすいこと
。誰が見てもわかるようになっている。
探す手間がない。
つまり時間短縮に繋がる。
「時は金なり」とも言うが、
経営では「時は経費(コスト)」になる。
「一歩、一秒、一円」という言葉もある。
一歩歩くのに一秒かかり、
1円のロスになる。
これがカイゼンの原点になり、
業務作業の時間短縮の工夫に繋がる。
俺がいないと回らない組織をなくす。
ブラックボックスを作らない、
誰でもできる仕組みを作り、
組織力を高めていく。
よくあるのは、
特定の人に仕事が集中して、
助け合いができていない。
そのために、
技術の見える化と作業の標準化を図る。
まるで製造業のような話。
飲食業も素材から加工して製品にしていく過程であり、
正に製造業である。
粗利益の生まない作業を極力減らすことが利益向上になる。
A社にも良い店舗と悪い店舗に分類できる。
悪い店舗の共通点は、
バックヤードが汚い、
そしてモノが多いということ。
定期的にトップと他店の店長が環境整備の点検をしている。
自社の基準となるレベルを共有する。
カイゼンに終わりはない。
日々学習。

 

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