町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

●間違った努力 ●由美かおるの呼吸法 ●関所戦略━ニッチ戦略

「間違った努力」
 
ある会の会員である居酒屋を訪問。
店を開業して6年、夫婦とパートで運営している。
「調子はどう?」と訊くと、
「あまり良くない。景気が良くありませんから」と答えた。
(不景気?今は、史上空前の好景気なのに・・・)
「この店の売りはなんなの?」と訊くと、
「○○○です」と答える。
しかし、メニューを見るとなかなか探せない。
「お酒は何がいいの?」と訊くと、
「日本酒です」と答える。
しかし、いろいろな飲み物が多くある。
「メニューが多すぎない?」と訊くと、
「多すぎると思っています。絞ろうと思っているのですが、
勇気がなく、実行に移せない」と答えた。
(大手チェーンのマネをして、自分を見失っている)
後日、夫婦は戦略社長塾に参加した。
「商品(何を)」
「地域(どこの)」
「業界・客層(誰に)」という
経営には3つの目標がある。
特に居酒屋は、
「商品(何を)」と「業界・客層(誰に)」に対して絞り込み、
自店の「強み」を作る必要がある。
夫婦は、
「経営を勉強したことがなかった。
カルチャーショックを受けた。
一生懸命やっていたら、お客は来てくれると思っていた」と。
目先の売上を追い求め、
大手がやっていることが良い事だと勘違いして、
いろいろな事に手を出して、
商品数が増えた。
何の特色もない店になり、
お客が来なくなった。
更に、休みを返上して、お昼にはランチを提供。
分不相応になって、疲弊している。
間違ったことを一生懸命に努力している。
思うような成果が上がらないのは当然。
戦略なき経営はムダが多い。
経営はお客を通した戦い(競争)である。
経営を学ぶと戦い方の知識を得ることができる。
実践することで身につく。
一番大事なのは、「目標の定め方」。
ここを間違えると、
どんどん方向が狂ってくる。
目標は、
「戦略実力」と「勘」と「競争相手との力関係」を考えて、決めていく。
(勘=説明や証明を経ないで、物事の真相を直ちに感じ知ること)
経営はそんなに難しくない。
素直に競争の原理原則をマスターすること。

 

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