「良き社長になるには」
ある会社の後継者は、
「社長という職業は、最もクリエイティブな職業。
すごくやりがいがある」と言った。
良き社長になるには、
最初に社長の役目を正しく認識する。
次は、役目のレベルを高める研究をする。
逆に、
社長の役目を正しく認識せず、
役目のレベルを高めることをしていなければ、
ダメ社長になる。
卸売業の社長は、
「社長塾で経営を勉強するまで、
戦略と戦術の違いを理解していなかった。
何でも一生懸命やることが良いことだと思い込んでいた。
戦略を知って、理解できたことが大きな転機になった。
業績が悪かったのは自分の責任だと思っていた。
しかし、何も知らずに突き進んでしまい、
戦略の間違いと理解できた。
戦略を理解できたことで
やるべきことが見えてきて、
モヤモヤが晴れた」と言っている。
寿司屋を経営している社長は、
「業態を寿司屋になって5年経った。
前だったら、ウズウズしてカフェやろうか、
焼肉屋やろうかと考えていた。
経営を勉強したことで
そういう気持ちはなくなった。
今は、主力店を中心に重点地域を定め、
他にない寿司屋で圧倒的一番を作ることを考えている。
ここ(銀座校)で勉強していなかったら、
1度失敗していても同じことを繰返していただろう。
カフェのノウハウはあるので、物件を探して、
今の時代にあったカフェを作り、そこそこ儲かる。
また1店舗と次々増やし、10店舗になり、
普通に儲かっているか、儲からないかとなる。
それが間違いだと解った。
特定の地域で、寿司屋で圧倒的一番になれば、
そのビジネスモデルを近隣に出店していけば、
その地域で一番になり、儲けも多くなる。
そんな考え方ができるようになった」。
「弱者の戦略ルール」と「孫子の兵法」が役に立つ。
1.小規模1位主義、部分1位主義。
2.戦わずして勝つ。これまでにない商品・サービスの提供。
強い競争相手がいない。努力すれば、報われ、利益は出る。
3.勝ちやすきに勝つ。
競争相手はいるが、どこも弱く、経営の勉強をしていない。
早く1位になりやすい。
日々の積み重ねが大差になる。