町コン「セミナー」「講義」開催スケジュール

●絶滅危惧種にならないために ●4つのアジア ●無駄な知識はいのちとり

「絶滅危惧種にならないために」

9月24日付、朝日新聞に
「世界最古の旅行会社破産、大混乱」という記事。

英国の世界最古の旅行会社、トーマス・クックグループが
ロンドンの裁判所に破産申請、手続きが始まった。

従業員数約2万1,000人。
パック旅行の企画が得意としてホテルや航空会社も経営。

しかし、
ネット専門の旅行会社の台頭や
個人が直接宿泊の貸し借りをする時代になり、業績悪化。
航空業も格安航空会社との競争にさらされ苦戦。

時代遅れのビジネスモデルなってしまった。

9月25日付、日経新聞に
「貨幣処理機のグローリー、現金離れ逆手に」という記事。

キャッシュレス化の進展は逆風だが、
その裏側で生じる需要を取り込み成長を目指す。

現金関連機器で「残存者利益」を確保しつつ、
新規事業の育成を急ぐ。

「キャッシュアウト」。
スマホアプリで希望店舗と金額を入力し、
小売店でQRコードを提示すれば、
銀行口座にある現金を引き出せる。
レジがATM代わりになる。

世界のATM設置台数は2018年に初めて前年割れした。
グローリーがキャッシュアウトに着目。
現金を管理する新しい仕組みを構築する。

キャッシュレス化が世の流れは変わらない。
硬貨を識別するノウハウを顔認証システムに展開。
メカ技術を食品工場向けのロボットハンドに応用。

収益の柱にするには時間がかかる。
まだある現金関連の残存者利益があるうちに。

人の一生のように
商品や事業にもライフサイクルがある。

今売れている商品もやがて売れなくなる日が来る。
どんなに良い事業もやがて凋落する運命にある。

特定の商品や特定の業界に執着すると
会社は衰退して、やがて倒産する。

衰退や倒産にならないために、
社長は、
毎年革新していくことが必要になる。

それには、
情報を収集し、
研究し、
創造性を働かし、
試行錯誤(行動)し、
決断していくこと。

決断力がないと、
ズルズルと先延ばしをして
やがてゆでがえるになってしまう。

「他山の石」としたい。

銀行もどうなるのだろうか。
絶滅危惧種にならないでほしい。

 

お問い合わせ

お電話でのお問い合せ 03-3659-7703 
営業時間: 定休日: