「答えのない時代の生き方」
月刊誌「致知」3月号に成毛眞氏のコラム
「アマゾンはなぜ圧倒的に強いのか
（答えのない時代の生き方戦略）」があった。
「いまや私たちは誰もがアマゾンと無関係に暮すことはできない。
1995年に創業、「地球上で最も豊富な品揃え」をスローガンに急成長。
当初はオンラインの書籍販売からはじまり、
今では靴や服、日用品、DVD、オフィスの事務用品、
さらに生鮮食品を取り扱っている。
桁外れの品揃えを可能にしているサービスが、
アマゾン以外の外部事業者が
商品を出品する『マーケットプレイス』。
マーケットプレイスで取り扱っている商品は、
アマゾン直販の品数の30倍以上、
約3億5千品目以上に上る。
アマゾンに出品する中小企業へ
倉庫や在庫管理、決済、配送、カスタマサービスなど
様々なインフラサービスをアマゾンが代行する。
マーケットプレイスに出品して
どんどん成長している中小企業は少なくない。
アマゾンは採算を度外視してでも、
超大型の物流倉庫や小売店建設、
新規事業に毎年巨額の資金を投資し続け、
シェアを拡大してきた。
日々凄まじいスピードで
発展・拡大を続けるアマゾンのような
超巨大企業と同じ土俵で戦っても、
勝つのは非常に難しい。
日本人は、日本にしかない
世界に通用する独自の価値にもっと目を向け、
徹底して追及していく方が、将来性がある。
例えば、
日本には茶道や華道、弓道や古武道など
日本でしか学ぶことができない独自の文化がある。
一定の答えが通用する時代は過去のもの。
これと決めたらとにかく片手間ではなく、
ざっくり『三千時間』を費やしてみる。
答えのない中で、
どう行動すべきか、自分はどこに特化すべきかを考え、
そこに三千時間を費やし、自分にしかできない独自の価値を
身につける人がこれからの時代に求められる人。」
勝算なきは戦わず。
戦わずして勝つ。
勝ちやすきに勝つ。
それが独自の価値。
見つけるにも時間がかかる。
強みに磨きかけるにも時間がかかる。
ざっと三千時間。
簡単には手に入らない。
だから生き残れる。
