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●競争戦略とは何か ●幸運を招くイノシシ像 ●価値・満足・品質

「競争戦略とは何か」

1月17日付、日経新聞コラム「一目均衡」は
「『競争戦略』とは何か」でした。

「経営者の口から『事業戦略』とか『競争戦略』という言葉をよく聞くが、
それが何を意味するのか判然としないケースが少なくない」。

「例えば中期計画で掲げる3年後の
売上高や利益の数字は目標であって
それ自体戦略ではない」。

「何かといえば組織改革に走る会社も多い」。

組織は経営目標を達成する手段の1つにすぎない。
戦略ではありません。

「では戦略とは何だろう」。

筆者の言葉では、
「会社ならではの『価値ある独自性』の追求である。
横並びからの脱却し、
他では提供できない価値を顧客に届けることだ。

それが収益力の源泉」。

経営戦略は、
全社的な経営競争の勝ち方、ルール、知恵
になります。

ランチェスター「弱者の戦略」の1つ、
「差別化」戦略

差別化とは、
他との違いを明確にし、
積極的に独自性を発揮すること。

正にコラムはココを言っています。

ベビー用品大手のピジョンを題材にしています。

「日本メーカーとしては例外的な高収益体質を構築。
生後18ヶ月までの赤ちゃんに的を絞ったことだ』。

『いい哺乳器』を開発すれば、
国籍を問わず通用する。

中国では各地の有力病院と提携し、
院内に『育児相談室』を展開することで、
強いブランド力と流通網を確立した」。

「見逃せないのは、
『何をするか』が明確になれば、
何をしないか』もはっきりすることだ。

ベビー服は哺乳器よりもはるかに市場規模が大きいが、
技術による差別化が難しく、
かつ市場ごとに消費者の好みが違うので参入しない」。

「最初から明確な戦略があったわけではなく、
様々な失敗を経て今がある」。

経営の3大目標
1.「商品」。
2.「営業地域」。
3.「業界・客層・ルート」。

客層は生後18ヶ月までの赤ちゃん。子供は対象外。
商品は哺乳器・ベビーカー等、差別化できるもの。

「やらないもの」を決めています。
これは事業に対する価値基準がないとできません。
失敗しながら会得してきたものだと思います。

損益余裕率(経常利益÷粗利益)=34%。
中小企業の平均が8%。4倍以上です。

 

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