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●社長、会社を閉めましょう。●楽天モデル曲がり角 ●マーケティング戦略

「社長、会社を閉めましょう。」

ランチェスター「営業戦略」のテキストに、

「長く経営していると、業界のライフサイクルの変化、
競争相手の出現、販売先業界の変化、社会の変化、
さらに法律の改正などで、売上が構造的に低下することがある。

これに対しては、
営業ルートや業界・客層を変えたり、
営業方法を変えざるを得なくなる」
と書かれています。

モノ作りに関わる会社A社の話。
リーマンショック前は売上高5億円経常利益50百万円、
自己資本比率60%、無借金と健全経営をされていました。

リーマンショック後、
モノの動きは止まり、
売上高は3億円まで減少し、初の赤字を計上しました。

その後持ち直したものの、
得意先の日系企業が韓国、中国企業に市場を奪われ、
業績不振に陥りました。

3期連続赤字で、
売上高が1億円まで下がり、
毎月赤字を計上。

豊富な現金を保有していたA社でしたが、
みるみる現金が減っていきました。

「社長、現状の売上で利益を出すには、
どのくらい削らないとダメですか」。

A社長、
「人員を半分まで減らし、
事務所を都心から郊外へ移転しなければならない」。

後継者にも聞いてみました。
「現状で利益を出すために人員削減と
コストダウンでこれからもやっていけますか」。

後継者、
「う~ん・・・・。」。

(これは存続は難しいかな)

存続が厳しいならば、
A社がなくなっては困る会社や
A社の事業に関心のある会社に打診してみること。

可能性がない場合のことを考えて、
会社を閉めるXデーを予め決めておくこと。

今だったら資産超過であり、
債権者等に迷惑かけることはない。
後は従業員の退職と雇用のあっせん支援です。

後日、後継者が、
「私がやります。会社をなくすわけにはいかない」
と強い意志と熱意を持って。会社を継続することになりました。

経営の実行の手順は、
1「情熱・熱意」⇒2「目的・目標」⇒3「戦略」・「仕組み作り」⇒4「戦術」。 

厳しい状況は変わりませんが、
新しい業界へ足がかりもあり、
後継者の熱意に期待したい。

 

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