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●母から「帰ってくるな」 ●マスクを作ろう!?●「いま」幸福になるしか道はない

母から、「帰ってくるな」

社長塾での話。
最初の挨拶で元気のない社長がいた。

「どうしたの?」と聞くと、
「父親が亡くなった」とのこと。

「ご愁傷様です。お葬式は終わったの?」。
「終わった。母から『帰ってくるな』と言われた」。

東京からコロナを持ってこられるのを
田舎の人は恐れる。

もしコロナの感染になったら
田舎では母親が責められる。

「それでどうしたの?」。
「死んだときにはLineで死に顔を見ることができた。
葬儀は実家で行われた」。

「葬儀をオンラインで
テレビ会議(ライブ)できなかったの?」。

「実家にはWI-FIもないし、
葬儀屋もメールすらできない。
今でも電話とFAX」。

東京にいるしかなかった。

5月15日付日経新聞に「IT化も遅れ露呈」。
新型コロナウイルスの感染集計に
手書き文書とFAXで行っていたということが判明。

5月28日付日経新聞に
「10万円オンライン申請相次ぎ休止」。
デジタル化を有効に進められていない実態が浮かんだ。

スイスの国際経営開発研究所が
2019年世界デジタル競争力ランキングで日本は23位。

ちなみに米国1位、シンガポール2位、スウェーデン3位、
韓国10位、台湾13位、中国22位。

経済協力開発機構(OECD)は
2018年に48か国・地域の小中学校の教員を
対象にした児童・生徒に情報通信技術(ICT)
を活用する活動では下から2番目の低さ。
デジタル化への教育現場の対応が立ち遅れているという評価。

コロナは我々日本の弱点を
浮かび上がらせた。

しかしこれはラッキー。
抜本的に改革できるチャンスをもらった。

葬儀業界では、
葬儀の様子をライブ配信やテレビ会議を使って
僧侶が読経する試みがはじまった。

結婚式場でも
結婚式をテレビ会議で中継するところも出てきた。

「デジタル・通信技術」✖「思いやり」=「新しい商品・サービス」
が生まれる。

民間はこれから
どんどん新しい商品・サービスが生まれてくる。
楽しみ。

一方、行政に関しては縦割りがネック。
海外の成功例では政府と自治体が共同で
システムの設計や機能の標準化を進めている。

IT行革を進めていくしかない。
ITリーダーが望まれる。

 

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