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●歯ブラシとタオル ●社長の成長 ●自分の過ちがみえているか

「歯ブラシとタオル」
 
トヨタ自動車の決算発表を動画で観た。
記者から車の「所有と共有(ライドシェア)」について訊かれた。
 
豊田章男社長は、
「喩えとして、『歯ブラシとタオル』。
ホテルに泊まるとき、歯ブラシは共有されない。タオルは共有される。
 
この違いは何なのか。
 
タオルは共有するにせよ、
清潔である、安心・安全である、
ということが分からないとと共有はしない。
 
歯ブラシは、
清潔である、安心・安全であっても
自分の所有でいく。
 
なぜか。
 
ここに愛のつく、工業製品・自動車が
所有と共有があったとしても、
その辺に答えが隠されていると思う。
 
こういうことを社内でエンジニア、
営業マン、管理職と議論しはじめている。
 
結論は出ていない。
トヨタは両方を狙う」。
 
他の記者から
「トヨタが最も恐れているもの(課題)は何か」との質問に、
 
豊田社長は、
「『トヨタは大丈夫でしょう。
社長は何を心配しているのですか。』が一番危険な言動。
 
これだけ世の中が変わっている中、
日々いろいろな事件が起こっている中、
全ての変化に研ぎ澄まさせて、変化に追いつく、
 
企業体質というのをこれだけ大きな会社でやっていく中で、
『トヨタは大丈夫でしょう』という気持ちが一番危機に陥るのではないか。
 
価値観を向上させる。
回りからなんと言われようとも価値観を高めることが
お客にとっても私どものパートナーにとっても
どなたにとってもいいことだ」。
 
「この10年間、長く社長をやるつもりはなく、
毎日必死で生き抜いていった結果、今日がある。
 
毎日、今日も生きていた。
明日トヨタの経営に携われることを必死に続けてきた結果、
今になってきた。毎日ハラハラドキドキしている」。
 
歴史に学ぶと、
日本のパソコンは世界から消え(日本では存続している)、
日本の家電は韓国・中国に凌駕された。
 
さて自動車はどうなるのか。
 
日本で一番厳しい環境に置かれている社長は
トヨタの社長ではないか。

 

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