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●戦略は、捨てること、時間の使い方 ●麻布十番にて ●優秀な人材は集まらない

「戦略は、捨てること、時間の使い方」
P.F.ドラッカーは「経営者の条件」の中に、
成果をあげるために身につけておくべき習慣的な能力の
一つに時間の使い方を言っている。
成果をあげる者は仕事からスタートしない。
時間からスタートする。
計画からもスタートしない。
時間が何にとられているかを明らかにする。
次に時間を管理すべく、時間に対する非生産的な欲求を退ける。
最後に自由になる時間を大きくまとめる。
飲食業の話。
東京と横浜にお店がある。
次の出店が名古屋。
東京から新幹線で遠距離である。
名古屋で人材募集をしたり、
人が辞める話になると社長が名古屋まで出張する。
1日がかりである。
移動時間は最大のロス。
名古屋は東京とは好みも違い、勝手が違う。
戦略を知らない社長は気づいていない。
一方、東京の中央区で飲食業をしている話。
八丁堀と銀座と築地にお店がある。
近距離・狭域営業のおかけで、
周辺の認知度が高まり、
ブランド化しつつある。
また、経営者はじめ、社員は自転車で移動し、
各店舗に5分以内に行けるため、
移動時間がかからない。
社員全員と面談するにも1日で足りる。
社員が悩んでいる、辞めそうだというときにもすぐに会って、
相談に乗れる。
離職率が減ってきた。
その話を聞いた運送業の話。
混載を専門にしている運送会社。
全売上の1割を占める大口取引先から
当日追加の仕事が頻繁に来ていた。
そのため、詰め込みの時間や
荷降ろしの時間もかかり、
時間のロスが顕在化した。
他の顧客の荷物の遅配や、
他の仕事を断るはめになった。
今の人員で対応するのは困難と判断。
社長は、捨てることと時間の使い方を考え、
勇気を持って、大口取引先に当日追加の品物に関して、
お断りを願い出た。
大口取引先は理解を示し、それに応じた。
会社は粗利益で生きている。
顧客と会っているとき以外の
「社内業務時間」「移動時間」からは一銭の粗利益も生まれない。
成果を達成するには必要ではあるが、
いかに非生産的な時間(浪費)を排除できるか。
これは戦略である。

 

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