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「強者の戦略」

3月3日付、日経新聞に「YKK、アジアで汎用品強化」という記事。

「YKKが高級路線を走ってきたファスナー事業で、
中国企業に真っ向勝負を挑む。

2020年度までの4ヵ年計画に
アジアで低価格を強化する方針を盛り込んだ。

日本企業はコモディティ(汎用)化のわなを
避けるため高付加価値領域を強化する事例は多い。

YKKはむしろ中国勢が攻める土俵に乗り込み、
ファスナー世界首位の地位を固める」。

「2020年度までの設備投資は2770億円で、
うち5割強をファスナーにあてる。
ファスナー投資の6割は中国・アジア向け」。

「YKKのファスナーは8割が中高級品。
『1万回開閉しても壊れない』といわれる品質を売りに
大手ブランド品に『YKK』の文字を刻んできた。

それでも低価格帯を攻めるのは、
中国勢の追い上げに強い危機感があるからだ。

YKKの世界シェアが金額ベースで推計4割超だが、
本数では2割。残る8割の半分以上は中国勢」。

「いつ第2のYKKが出てきてもおかしくない」。

強者の戦略概念は、総合1位主義。

そして下位の会社に圧力を与え、
強い競争相手にならないようにすること。

また下位の会社が良い商品を出したら、
すぐに対応すること(即応戦・マネ)。

これらの手を打つことで1位の座を守っていきます。

強者のいながら「強者の戦略」をとらなくて、
1位から陥落したのが、
アサヒビールに追い上げられたキリンビールや
プラスの子会社だったアスクルが台頭したことでコクヨの低迷など。

これら強者の戦略概念を踏まえて、今後のYKKに注目です。
(中国企業に負けないでほしいです)。

一方、我々弱者は、
強者からいかに圧力を受けないような対策を打つことが大事になります。

 

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