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●先行投資的研究 ●身銭を切る ●安定した仕事とは

「先行投資的研究」
 
どんな伸びている業界もやがて飽和して伸びが止まり、
さらに売上が減少するようなことをライフサイクルという。
 
1つの業界だけに長くいると、
業界の没落とともに会社も没落していく。
 
また、新しい商品が開発され、
日が浅い時期は何社も同業者が多くいて、
市場は分散状態である。
 
時間が経つと
徐々に上位企業の売上が多くなり、
寡占化が進む。
 
上位企業が巨大化すると
下位の中小企業は淘汰されていく。
 
こうならないために、
将来を考え、先行投資的な研究が必要になる。
従業員15人以下の規模では社長の役割になる。
 
先行投資的研究をしていないと、
業界全体が衰退し始めると、
「有効な手」を打つことができず、
次々と倒産してしまう。
 
大手スーパーが来ると、
商店街の小規模店舗が次々と廃業するのは、
先行投資的研究が不足しているためである。
 
ある業界の販売会社A社。
 
業界自体も縮小傾向にあり、
かつ上位企業の寡占化がはじまり、
下位のA社はジリ貧状態になった。
 
しかし、
以前より研究していた中古品の下取り・販売を手掛け始めた。
中古販売業者は元々いたがどれも小さい。
大企業が参入していないこともあり、
ここに活路を見出し、東京で認知度が高まっていった。
 
建設重機リース業のB社。
 
現在、仕事はあるが、
将来に不安がある。
 
以前より
研究していたトラックの中古販売に参入。
 
多くの中古販売業者は大型車がメイン。
B社は、多くの企業が扱わない小型車で特殊車両に特化した。
購入した車両をクリーニングと塗装をし直してから販売。
他の業者の価格より高くても売れる。
ヤードは東京に近いが、土地代が安い茨城県。
 
会社を長期的に良い状態を維持するには、
取扱商品を構造的に変えていく必要がある。
 
構造的に変えていくには、
高度の戦略知識が必要。
 
本気で戦略を研究していない社長は、
どうしたらいいか、わからない。
 
結果的に会社は消えてしまう。
 
転ばぬ先の杖。
先行投資的研究を怠りなきよう。

 

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