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●倒産に学ぶ ●電機産業失敗の教訓 ●マーケティングの目標

「倒産に学ぶ」
 
ゴールデンウィーク中に500円ピザ屋E社が倒産した。
多くのテレビの散歩番組でお店が出ていたので記憶にあった。
 
帝国データバンクによると、
「E社は、2011年(平成23年)5月に設立された飲食店経営業者。
現地でイタリア料理の修業をした経験を生かして事業を開始した。
外食ピザチェーン『NAPOLI(ナポリ)』のほか、『Napoli’S(ナポリス)』、
『Barta(バルタ)』『麺屋黒琥』、『30カレーキッチン』、『魚英』、
『餃子の山』など2016年9月時点で74店舗(直営店27店舗、FC47店舗)を展開。
 
多数メディアで扱われたことで高い知名度を有し、
2016年9月期には年売上高約25億2600万円を計上していた。
 
しかし、新規出店などで急激な業容拡大を行うなかで資金繰りがひっ迫し、
2016年には一部取引先への支払い遅延が表面化。
 
その後は金融機関から資金調達できたことで一時は資金繰りが好転したものの、
資金需要に追いつかず、
2016年末頃に再び取引先への支払いに支障を来す事態に発展していた。
 
業界内で信用不安が広がったことで仕入業者の撤退などもあり、
支え切れず今回の措置となった。負債総額12億7821万円。」
 
孫子の兵法は、
将とは、智、信、仁、勇、厳なり」。
リーダーの資質は「智恵」と「信頼」と「思いやり」と「勇気」と「厳格」。
 
リーダーとして一番大切なのは「智」であると言っている。
情報を的確に分析し、冷静な判断を下せる知性。
 
二番目は「信」。従業員や仕入先、顧客から信頼されること。
 
敵を恐れず前線で采配を振るう勇気は重要だが、
孫子の兵法では四番目。
 
5年間で直営店を27店。1年で5店舗以上の出店。
売上25億円に対して有利子負債(リース含む)9億円強。
 
1つ目、すべて外食だが、非関連の多角化
2つ目は、地域戦略を考えていない(原則無視)。
3つ目は、分不相応の急拡大(自己資本比率の基準と借入)。
 
事業意欲が旺盛なのはよくわかる。
企業家としては大事な資質。
 
残念なことに
戦略知識の欠如」が会社を破綻に導いた。
 
戒めとしたい。 
 

 

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