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「今は戦時か」

4月17日付、朝日新聞に
安倍首相とジャーナリストの
田原総一朗氏が面会した記事があった。

田原氏のブログによると、
「緊急事態宣言が非常に遅れた。
なぜこんなに遅れたのか。
財務省が強い反対をしていたというが、
それほど反対したのか」と聞いた。

安倍首相は、「そうではない」と言った。
実は「ほとんどの閣僚が、
緊急事態宣言に反対していた」という。

その理由は、日本の財政問題にあった。
半年ばかり前までは、日本の主なメディアはすべて、
「日本の財政は先進国で最悪にある。
長期債務は1100兆円以上、GDP比200%、
このままでは、日本の財政は、数年で破綻する」と強調していた。

2月6日付、日経新聞に、日本電産の記事。
日本電産の永守会長は、
2018年より導入した集団指導体制を
「創業以来の最大の間違い」とし、
トップダウンの経営に戻す方針を表明。

「時間ばかりかけて会議ばかり開いて、決まらない。
どんどんおかしい方向になった。反省している」。

幹部で構成する会議を開いて経営課題を議論し、
永守氏が決済する形が半年くらい経つと意思決定の遅さに
「これではだめだ」と思うようになった。

経営において、
現場(戦術)は繰り返し作業なので
長年その仕事に従事している人は熟練していくので、
現場(戦術)の改善はボトムアップが上手くいく。

これに対し戦略は、
1.自社の経営力と
2.顧客の好みや事情と
3.競争相手の力を考えて決断する。

3つを客観的に評価して決めるのでとても難しい。
そこで戦略はトップダウンにするのが正しい決定になる。

集団指導体制では決定が遅れたり、
同業他社と代わり映えしない結論になったりする。

緊急事態宣言の反対は「平時の発想」。
コロナウイルスが、中国から日本、世界に拡大した。
日本は収まることもなく感染者は拡大。収束が見えない。

もはや「戦時」。
もう少し遅れたら大変なことに。
非常時の集団指導体制の怖さを知った。

何が正しいかはわからない。

ある通販会社。
店舗がダメな今、通販が命綱。
自宅待機の判断も正しい。

しかし、注文を受け、
品出しするために最少人数を出勤する判断も間違いではない。
安全管理をして、3つの密を避ける。

 

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