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H23.12.6 日経新聞「太陽電池産業 収益曲がり角に」

日経新聞の記事から経営戦略を学ぶ

平成23年12月6日(火)「投資・財務」欄より
「太陽電池産業 収益曲がり角に」という記事。

急成長を続けてきた太陽電池産業が曲がり角を迎えている。
パネルメーカー各社は最大市場である欧州での需要減や
中国勢の台頭による価格競争で、軒並み業績悪化。

これに対し、
部材各社では高シェアを武器に比較的検討するところが目立つ。

世界の太陽電池市場は2010年をピークに11年は最大で16%減に転じる見通し。
世界の過半を占める欧州で、各国政府が財政負担を減らすため補助金を縮小していることが響く。

市場拡大を前提に設備投資してきたパネル各社は軒並み苦戦。
海外勢でも世界最大手の中国サンテックパワーと
同2位の中国JAソーラーが欧州向けの減速から赤字となった。
中国勢との価格競争も激化し、半導体や液晶テレビと同じような状況になっている。

これに対し、
部材メーカーの収益は総じて底堅い。
部材メーカーに共通するのは高シェア。
日本板硝子は薄膜型太陽電池向けガラス基板で世界シェア約70%。
三井化学の封止材は約20%のシェアを握る。
部材メーカーは国内パネルメーカーのライバル・中国企業にも納入。
今後も収益力を維持するには、
価格競争を避ける戦略の強化が欠かせない。

●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
中小企業が学ぶところは、
①競争の激しい市場には参入しない。
②市場占有率を高めると収益力が高まる。
競争相手の力を弱めることができる。
価格競争を避けることができる。

 

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