平成23年10月24日（月）付、日経新聞の「経営の視点」、
「内需開拓は外資に学べ」というコラム。

グローバルでありながら日本だけでしか事業展開を許されない宿命を負う会社がある。
外資系の日本法人。

少子高齢で成長の限界を感じ、成長性の高い海外に目を向ける日本企業。
一方、日本市場の深堀を進め、鉱脈を見つける外資系。
彼らの目には日本はジパング（黄金の国）に見える。

「消費者の6割がお店に来ていない」
マクドナルド
同社の店には年約15億人がやってくる。
1ヶ月に1度でも店舗に立ち寄る消費者は約4割。
残りの6割は1度も来てくれない。

6割の中には中高年、外出が難しい人、日頃車で移動する人など。

コーヒーの品質向上に努めて中高年を誘引。
一部店舗で宅配を始めた。
車から降りずに商品を受け取るドライブスルー型の店舗を積極出店。

P&Gジャパン
狭い空間を商機と捉えた。
芳香剤は部屋・用途別に香りの違うタイプを扱っていたが、
狭い家だと香りが混ざるのを嫌がる消費者の存在に気がついた。
香りや名称を統一した商品を発売。ヒットになった。

「成長を信じれば新たな発想が生まれる」

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
日本市場と真剣に向き合う。
真剣に。
ユーザーの声,、動向を注視する。
マネではなく、独自の発想が生まれる。